新年会をターゲットに

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柿スローガンをむやみやたらにべたべた貼った会社は信用できない。 それほど大きな会社でもないのに、受付に多数の社員を配している会社がある。
たとえば、受付嬢が3人、がん首を並べて座っていたりする。 来客が少ないから、応対を1人に任せ、あとの2人はおしゃべりに余念がない。

先日もそんな会社があった。 いまどきにしては、ずいぶん余裕かおるものだと感心したのだが、社長曰く、「最近、売り上げが伸び悩んでいるのです」ということだった。
「売り上げが伸びないなら、コストを徹底的に削減しないといけないのではありませんか?」「いや、もうタオルが乾いて絞りようがありませんよ。 水一滴、出てきません」思わず、あの受付嬢、2人削減したらどうですかと言いたくなった。
「受付嬢が3人とは、豪勢ですね」「ああ、あれですか。 親戚から、頼まれたのですよ。
まっ、美人だから、当社の看板娘ってとこですよ。 来客にも印象がいいでしょ」夜のクラブではあるまいし、女性社員をホステスと勘違いしているとは驚いた。
コネ入社はどんな会社でもあると思うが、それにしても、受付3人は多すぎる。 社長の見栄、社の見てくれを重視しているような会社が伸びるわけがない。
サービス業の本家とも言うべきデパートですら、エスカレーターガールはとうの昔に廃止。 いるとしても、せいぜいオープン時に華やかさを演出するためか、開店から1時間程度のサービスである。
エレベーターガールもどんどん消えていっている。 こうしたよけいなサービスは、すべてコストに跳ね返ってくる。
付加価値のない経営資源はカットすべきではないのか。 問題は、受付嬢の数の多少でなく、決定する会社の哲学にこそある。
そこにその会社の本質が透けて見えてしまうのだ。 Pーター.Dラッカーは「すべての機会は外にあり。
内にあるのはコストのみ」と指摘しているが、虚飾や見栄、体裁を現場より重視しては会社が傾くのは時間の問題である。 以前、T田章一郎さんが、Tヨタ自動車の社長時代にアメリカ企業のCEOと話し合いをしたことがあった。

そのとき、そのアメリカ人から「T田さんはしょっちゅう出歩いていますね。 どうして、そんなに社外ですごすのですか?」と訊かれた。
「我が社では車を本社でつくっておりません」回答である。 あくまでも現場重視が徹底されていたのである。

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